本日 DVD コンサートとして2001年ニューイヤーコンサートのアーノンクール指揮の DVD 上映コンサートに行ってきました

普段CDコンサートをしている同じ5階フロアの映像上映室にて午後2時から約2時間臨場感溢れるライブ映像を十分に堪能しました

アーノンクールといえば「クラシック界の異端児」として破天荒な指揮ぶりに、つとに有名でありますが、私自身の感じで言えば、このニューイヤーコンサートの指揮としては慎み深い感じでありました。

(アーノンクールでさえも、天下のベルリンフィルの演奏する「ニューイヤーコンサート」ということで、持ち味の丁々発止ぶりを押さえ、少し襟を正そうとしたのかもしれませんが…。)

このコンサートに参加するにあたって

私自身アーノンクールということでは、「ベートーヴェン交響曲全集」と「モーツァルトの交響曲」を数枚 CD で持つだけでした。

私自身の音楽の価値観としては、クラシック音楽に対して一般的に抱きがちな「高尚」や「ステイタス」とかイメージではなく、音楽全般というものに対して「楽しいか楽しくないか」または、「面白いか面白くないか」ということで考えている(私から見れば、クラシック音楽といえども所詮娯楽だと思うんですが・・・)ので、往年の古き良き時代の大指揮者からみれば、現代の指揮者の指揮ぶりの如何にも無難な感じに多少不満感を抱いていました。

ですから、アーノンクールの指揮ぶり=芸風は、私の好みに合うようなものでもありますが、何分前衛的であるために、今まで何故か CD 等であまり聞いたことがなかったのです。

このような私ですから、フェイスブックの参加している音楽関係のグループは「ハードロック・ヘビメタ」・「ジャス」・「クラシック」等と多岐にわたります。

また、これから、「オペラ」も個人的には好きなので、それに関する情報を得たいと思っているので、参加したいと思っています。

しかしながら、ただ年数を重ねただけの典型的なクラシックファンの私自身にも、アーノンクールに対する批評家からの批評は、絶賛の声から、それに対する辛辣なものまでいろいろ聞いておりました。

ですから、今回のDVD コンサートとして2002年ニューイヤーコンサートのアーノンクール指揮の DVD 上映コンサートに参加するのを数日前から心待ちにしていたということです。

アーノンクール2001ニューイヤーコンサートにさいして思い出したこと [私個人のエピソード(体験談)]

※その1

私がクラシック音楽を聴き始めた若かりし頃、 外国からの輸入 CD を専門に扱う店(タワーレコード札幌店)でアーノンクールを含めて、有名な指揮者の廉価版を探していたことがありました。

また、その当時、 アーノンクールにて知っていたことと言えば、古楽器を演奏に造詣が深く。そして古典派の演奏がメインだったということくらいです。

その店で、捜していたアーノンクールのCDがなかなか見つからないので、どうしてだろうか?と思ったら、他の指揮者のCDを購入して帰宅していろいろ調べたところ、「Conductor  Harnoncourt」を「指揮者 アーノンクール」のCDだと判別できなかったのが原因だったのです。

その頃、タワーレコードでは、海外輸入盤を無造作に値段のシールを貼って置いて販売するというのが、当時の販売スタイルでしたから、ですから、駆け出しのクラシックリスナーのとしては、「アーノンクール=Harnoncourt」とわからなかったのでした。 😕 

結局その日は、探していた アーノンクールのCDを 除いた 購入を希望していた有名な指揮者の CD を その予算の中から1~2枚購入した のでした。

※その2

三越(南1西1)の近くの某雑居ビルの地下1階に、かつて「ディスクポイント」という CDやVHSビデオ販売を主とした店があったのですが、そこでクラシックCDを物色していた時、「モーツワルト指揮 ボヘメ」と書いてあったので、「この指揮者 誰? 知らないな。」と思いながら、そのCDを手に取り、見てみると、何と カール・ベーム(Karl Böhm)のことだったのです。

まあ、確かに、ベーム(Böhm)のローマ字読みは「ボヘメ」でしょうし、もし、アーノンクールをローマ字読みをするのでしたら、「ハーノンコート」(なんだか、これって、裁判官の家系ってこと?)となるのだろう?

クラシック音楽などは、歌謡曲やロックミュージックに比べれば、認知度は低いということと、クラシック 音楽にある程度の親しみを持っているスタッフさえいないことによって、 このような形になっていたのだと思います。

ただ、一般的な認知されていない指揮者ならともかく、あの有名なカール・ベームでさえもこのような有様でした。

その後、ディスク・ポイントでは通っていた数年間で何枚かの CD を買い求めていたのですが、今世紀に入ってたぐらいの時期にヤフーオークション(現 ヤフオク)や YouTubeなど の出現によって、時代の大きな流れにより、その店は閉店となってしまったのでありました。

ちなみに、 その後、幸運?にも、さすがに「指揮者 ハーノンコート」と書いたCD等には、まだお目にかかったことはありませんが…。 😕 

ニューイヤーズコンサート自体は、例年と違う傾向にある演目ががあるということはありませんでした。

ニューイヤーコンサートで毎年、必ず演奏される「ラデツキー行進曲」や「美しき青きドナウ」は、再度のアンコールで、「ラデツキー行進曲」で締めるということは全く例年通りでした。

でも、「ニューイヤーコンサート」のもつ華やかさは、例年どおりで、過度な期待さえしなければ、十分満足できるものだと思います。 😆 

ドイツでの、ニューイヤーズコンサートといえばは定番と言うか恒例行事と言うか、日本で言えば年末に必ず日本各地のどこかで演奏される「第9」みたいなものです。(必ず年末に第九を演奏するというのは習慣は実は日本でしかないのです)

ちなみに、海外で第9 を演奏するとすれば、その歴史的に大きなイベントがあった時などです。

その第9の演奏で有名なのは、バーンスタインがベルリンの壁の崩壊の時(1989年11月9日)にそれを祝って演奏したものです。

(このコンサートは1989年12月25日に行われたが、特別、年末を意識して行われた訳ではない思います。敢えて言うなら、壁崩壊の約1か月後、なおかつ、クリスマスの翌日ということもあり、それは、コンサートのタイミングとして意識されていたんだろうということは十分考えられます。)

話を戻しますが、敢えて言うなら、「ニューイヤー・コンサート」といえば、日本でいうと年末の忠臣蔵とか紅白歌合戦みたいなものです。

ですから、 あのアーノンクールでさえもドイツ国民の慣例行事としての「ニューイヤーコンサート」の「格式」というものを無視して指揮するわけにはいかなかったようです。 😐 

令和2年1月25日追記:

このコンサートの冒頭に演奏された『ラデツキー行進曲』は「原典版」だったようですね。いきなりの冒頭の演奏で驚かせたかったのでしょう。

そして、最後に演奏されたのは、「修正版」、つまり、現在演奏されているものということです。

※(私はこのコンサートで『ラデツキー行進曲』に「原典版」と「修正版」があることを知らなかったのですが、に私が思うに、ブルックナー交響曲の『ハーズ版』と『ノヴァーク版』みたいなものでしょうか? 😐 )

アーノンクールのこのコンサートでの粋な計らいということでしょうね。 😐 

私自身、この記事の初回公開時は、このコンサート情報を調べることなくこの記事を書きましたので、気づきませんでしたが・・・

(情報を調べてしまうとその先入観によって、型にはまった記事しか書けないと思ったため、敢えてそれをしなかったのですが・・・)

きっと、コアなクラシックファンにとっては、このライブコンサートを視聴した時点で気づいていたことなのでしょう。

私自身、残念ながら、そこまでのコアなファンではないので・・・

平にご容赦願います。

 

 ※ちえりあコンサート過去記事:ちえりあミュージックシアター「室内楽で聴くショパンが愛した音の世界」